この作品の作者は
戯曲「ファウスト」や小説「若きウェルテルの悩み」で
有名なドイツの”ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテ”さんで
ファウストの第一部が完成した翌年1809年の作品。
ゲーテの作品にしてはしっかりとした構成を持っている小説である。
男女四人の心理を化学の親和力になぞらえられた作品で
各所に美しく散りばめられた自然描写と伏線は見事なものです。
舞台はエードアルドとシャルロッテの貴族夫婦の領地で
夫・エードアルドの親友である大尉
妻・シャルロッテの縁者であるオッティーリエを
領地に呼んで暮らしはじめ
やがてエードアルドはオッティーリエを愛し始め彼女も彼を愛し始める。
大佐とシャルロッテもお互いを意識しばじめる。
この四人のほかに色々な登場人物が彼らの感情を早めたり止めたり
暗示したりのエピソードを添えて無駄なく登場しては退場していきます。
物語のテーマと核心は”お気にな一品”に譲るとしますのでよろしかったら見てくださいませ。
尚、”お気にな一品”を書くにあたり読み込む「親和力」は
人文書院のゲーテ全集第七巻を使用します。



